Shopify Unite 2019で発表された重要ポイントを徹底レポート!

Release Date:2019/07/16

Shopify / WebSite

Shopify Unite(ショッピファイユナイト)とはECサイト制作プラットフォームShopify(ショッピファイ)が行うカンファレンスです。ヘッドオフィスがあるトロントで年に1回行われます。

このカンファレンスではShopifyの最新情報の発表会があるだけでなく、世界中のShopifyパートナー(アプリ開発者やECサイト制作会社など)が集い、拡張機能や未来のUIUXについてのセミナーやディスカッションが開催されます。

Shopify ExpertであるWebLifeのメンバーもカンファレンスに参加し最新情報を集めてきました!Shopify Unite 2019で発表された重要事項をこちらの記事でレポートしていきます!

 

ECプラットフォーム取引額はアメリカで第3位!

2018年時点では82万店舗がShopifyを使用してECを運営してると発表されました。Shopifyでの取引金額は2017年間で260億ドル(約2.8兆円)と報告されていますが、2018年間は410億ドル(約4.4兆円)に達しています。取引額ベースでいうと1年間で1.5倍以上の成長をしています。

この数字を見て日本のEC事業者はあまりピンとこないかもしれませんが、取引額でいうとShopifyはアメリカにおいてAmazon、Ebayに続いて3番目に大きなECプラットフォームになっているのです。

Shopifyは2006年に設立されたECプラットフォームですが、現在170ヶ国以上で使われています。この10年間で累積1,000億ドル(約11兆円)の取引がされ、世界的に今後伸びていくと期待されるECプラットフォームなのです。

 

新機能1:チェックアウトでのサブスクリプション

世界的に伸びてるECプラットフォームなだけに機能は随時アップデートされていきます。今回のアナウンスで以下の2つを重要な機能アップデートとしてお伝えします。

 

①ストアデザインのカスタマイズが簡単に

ストアデザイン機能が大幅にアップデートされました。

  • ページごとのカスタマイズ操作が容易に。
  • ストアデザインを共通のマスターとして保存が可能に。

手作業でデザインテンプレートを移動するなどの手間が大幅に削減されるなど、業務を考えた機能アップデートです。

 

②チェックアウト画面以降の拡張機能

今まで触れなかったチェックアウト画面以降の拡張機能が充実し、サブスクリプション機能の開発も今年中に可能になります。

サブスクリプションとは”定期購入”のことです。シャンプーや基礎化粧品などのパーソナルケア商品や、フードや会費など最近流行っている月額での支払サービスととても相性のよい機能です。

今まではサードパーティーが作るアプリをインストールしてチェックアウト以降は別サービスとして利用しなければいけませんでしたが、今後はshopifyオリジナルのチェックアウト機能に対して開発することで使えるようになります。

 

つまり日本のEC事業者にも向いている

特に日本国内のマーチャント(出店者)は自社の独自の管理や販売に合わせてECサイトのカスタマイズを必要とします。Shopifyは徐々にカスタマイズが標準装備されていくため、今後もカスタマイズの手間も費用も緩和されていくことが期待されます。

 

新機能2:動画と3Dモデルによって商品ページが大幅にアップデート!

ECショップで商品を体感させることは大きな課題ですが、購入後をいかにイメージさせるかはマーチャント(出店者)にとって販売促進の肝になります。今回商品ページの大幅なアップデートとして、動画と3Dモデルの標準装備が発表されました。

3DモデルはARとの相性もよくShopifyのARアプリを追加してよりリアリティーのある商品イメージを作ることができます。

動画についてはサーバーの容量を心配されるかもしれませんが、Shopifyの特長として月額の中にサーバー利用が含まれているのでメディアの容量は心配いりません。

ECショップでどれだけリアリティーを与えられるか、カスタマーエクスペリエンス(顧客体験)をあげるかなどの工夫をプラットフォーム提供者として積極的に開発していることが伝わってきます。

 

新機能3:越境ECを後押しする多通過と多言語化のアップデート

Shopifyの特長で海外のコンシュマーへ販売しやすいプラットフォームであることがあげらます。

今後9つの通貨(JPY、USD、EUR、GBP、AUD、CAD、HKD、 NZD、 SGD)での表示とコンシューマーに通貨の選択を可能にします。この通貨の変更で海外のコンシューマーフレンドリーな仕様になるので”MADE IN JAPAN”を世界に売りやすくなります。今までは多通貨対応アプリを導入する必要がありましたが、上記通貨の対応はアプリの設置が不要になります。

またShopifyのシステム自体もグローバル展開に注力していきます。今まで対応していた言語(日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語)にプラスして、11ヶ国語(オランダ語、簡体字、繁体字、マレー語、ヒンディー語、スウェーデン語、デンマーク語、フィンランド語、ノルウェー語、韓国語、タイ語)で管理画面が使用可能となります。

 

POSで実店舗とECの融合を目指すデバイスを発表

Shopifyは実店舗でも会計処理を容易にするデバイス”タップアンドチップケース”をローンチします。ポケットに入れられるほどの小さなデバイスで店内どこでも会計を済ませることができます。

今までもECと実店舗の在庫などを一元管理するPOSシステムを提供してきましたが、今回このハードウェアと共に大幅にアップデートされます。実店舗とECを両方運営しているマーチャント(出店者)はもちろん、ECを運営しながらポップアップショップの出店を考えているマーチャントには注目の機能です。

今回強く感じたのがShopifyはECプラットフォームとして、実店舗を脅かす存在でなく両者を融合していくことです。アメリカでもオフラインとオンラインの革命がおきていたり、中国でも大手アリババグループが出資するフーマーフレッシュ(盒馬鮮生/Hema Fresh)を中心にニューリテール(新しい小売)が誕生しています。Shopifyも新しいリテールの形を提示していくことが期待できます。

 

ついにフルフィルメントネットワークを開始!

Shopifyが独自のフルフィルメントネットワークをアメリカで始動するという大きな発表がありました。AmazonのFBAと同じく、Shopifyも独自の配送センターを保有し、マーチャントの商品を管理し発送する「ついにきたか」という新事業です。

AIを用いてどこの配送センターからの発送がコストを抑えられるか、適正な保有在庫を提案するなど、マーチャントにとって物流面のコストを適正化することが期待されます。まずはアメリカ国内でスタートして、世界中に展開することが予想されます。

まとめ

以上、Shopify Unite 2019で発表された重要事項の概要です。各機能の詳細や今後の展望は各セミナーで細かく説明がありました。今後各機能についてのレポートをWebLifeは実装しながらお伝えしていきたいと思います。

また、Shopifyについての質問はお気軽に下のフォームよりお問い合わせ下さい。

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